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建物における足場組立ての方法とは?主な流れをそれぞれ解説

足場組立は建物の構造や立地、工事の内容によって異なります。

しかし、基本的な流れについては、工場やコンクリート造の建築物などの分野に関係なく共通している点も多くあります。

 

そこで今回は、足場組み立ての基本的な流れについて、組み立て方を中心に解説し、まとめました。

 

足場組み立ての準備

足場組み立ての準備として、足場の形の確認と資材の必要量のチェックを行うことです。

当然安全確保はあらかじめ行い、作業を通じて励行しますが、それ以外に重要な準備としてこれら2つのポイントが挙げられます。

 

まず、そもそもどのような足場の形なのかを確認していきます。

作業図を見ながら形を確認し、そのうえで次に行う足場の組み立てに必要な資材量の算出を行います。

 

次に資材の必要量を算出しますが、これは最低限の資材を用意し、輸送費を削減することや工数を減らして工期を短縮する意味で重要です。

しかし、あまりに資材が足りないと、追加で用意を行ったり、安全基準を満たせない足場を組み立ててしまうことになります。

 

特に資材が足りなくなって、手すりが少なかったために落下事故が発生するといった労働災害が起こるのは最悪の事態です。

こういった事態が起きないようにとび技能士という資格があり、その資格を取得するために部材を用意するための資材の知識を学びます。

 

資材の知識を学ぶことで次のような部材の具体的な数がわかるようになります。

 

・固定ジャッキ
・アンダーベース
・8コマ支柱
・6コマ支柱
・18手摺
・大ブラ
・6手
・先行手摺
・階段
・足場板

 

このような部材を必要量計算し、現場に持ち込みます。

 

足場組み立て:基本構造の組み立て

準備ができたら基本構造を組み立てていきます。

固定ジャッキやアンダーベースで基礎部分を作りますが、それらが安定するように地面をならすことも行われます。

 

これらの部材が図面通りに設置出来たら、支柱を用意して設置することで縦方向に組み立てを行うという流れです。

支柱を組んでいったら、次に横方向の梁といえる部分を用意します。

 

そして横方向の基礎構造を組んでいきます。

これで足場の縦や横に設置していく形で基本構造を組み立てるのが最初のステップです。

 

ここでは特に危険な作業も多いので、安全確保を十分に行い、安全帯やハーネスの装着を行います。

 

足場組み立て:付属品の取り付け

足場組み立ての基本構造ができたら、大ブラなどを設置し、足場板を付けていきます。

これで足場内での移動が容易になりますが、安全面では不十分な状態です。

 

そのため、手すりを設置して移動を安全に行えるようにします。

もちろん並行して控え柱、火打ち梁、大筋かいといった、足場の強度を高める部材もここで設置していきます。

 

以上の付属品を設置したら昇降施設として階段を設置することも行われ、階段設置が完了したら、足場組み立ての大きな手順を押さえた完成状態です。

ただ、踏板の余りが外側にはみ出していたり、支柱に手すりを固定していなかったり、手すりをブラケットのように使用したりといった行為をするのは大変危険です。

 

そのため、そういった箇所がないか、完成後にチェックを行い、問題なく運用できるかを注意することが重要なポイントといえるでしょう。

このようにして足場を組み立て、利用が終わったら解体を行うというのが足場工事の流れです。

 

まとめ

足場の組立手順は、準備から始まり、基本的な構造の組み立て、付属品の設置といったことを行います。

これらの点について、今回それぞれ解説しました。

 

ただし、建物の規模や建物の構造、素材によって足場の組み立て作業は若干変化することもあります。

その点に留意して基本的な流れを知っておきましょう。

 

足場組立・足場解体は茨木市の足場工事会社 株式会社 柊栄にお任せ下さい。


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2023.04.21

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