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足場の板はどのようなものがあるの?足場の板の種類についても解説

足場は建設現場や工事現場、リフォームの外壁塗装などの高所作業において脚立では対応できない場合に利用する足場の部材です。

 

かつてはパイプを組んだだけの足場が主流であり、足場の板を使用せずに工事で用いていましたが、現在は多くのケースで足場の板を使用した足場工事が行われています。

今回は、そのような足場の板について解説していきましょう。

 

足場の板は一般の板と違う?

 

足場の板は一般の板ではなく、次のような特徴を備えています。

 

・さまざまな材質
・安全性確保のための表面処理
・強度補強
・機能の付与

 

かつて足場の板といえば、木製の、文字通り板材が用いられることもありました。

しかし、近年はいろいろな品質基準や規格が誕生しており、それに合わせて金属製の物がメインになりつつあります。

 

確かに現在もスギなどの木製のものが用いられるケースも見られますが、くさび式足場などの規格が決められた足場が普及しているため、珍しいものとなっています。

 

安全性確保のための表面処理も行われているのが特徴です。

足場板といえば、板のように表面が平面になっているイメージもあります。

 

しかし、それでは転落などの危険性があるため、多くの部材で凹凸の表面処理がされているケースもほとんどです。

また、軽量化や水はけをよくするために穴があけられている場合も少なくありません。

 

強度の補強も行われています。

そりを防止するために金属の補強パーツが溶接されていたリ、筋状の金属が入っていたリします。

 

このような補強によって、建材を持ったまま足場板に安心して乗れるだけの強度を確保しているのです。

機能の付与としては、耐水性やさびなどの防食を防ぐための加工がされているケースも珍しくありません。

 

いずれにしても連用する部材なので、高頻度の利用によって劣化することを最小限に抑えているのが特徴として挙げられます。

足場の板で用意されているサイズ

足場板のサイズはさまざまなものがあります。

ここでは長さや厚さ、幅について解説しましょう。

 

まず、長さについては、2,000ミリの物と4,000ミリの物があります。

現場によって使い分けますが、基本的には図面で指定された長さの足場板を用いて作業します。

 

次に厚さは30ミリや35ミリなどがあり、それぞれ用途や作業効率などを考慮して選ばれる傾向です。

もちろん、種類によってはそれら以外の厚さの物もありますが、ほとんどが30~40ミリの範囲に収まります。

 

幅に関しては、さまざまな種類が用意されているのも特徴です。

主な物だけでも150、180、200,210、240などのサイズが用意されています。

 

この幅に関しても足場の仕様や図面によってどの幅を使うかが指示されているので、それに沿って足場の板を選択していく形になります。

このように多くのサイズが用意されており、これらのサイズ以外にも足場の板は、多彩なサイズが存在しています。

 

まずは、どのようなサイズの足場の板を用意するか、チェックしておくことが重要です。

 

まとめ

足場の板は足場の重要な部材として使用され、いろいろなタイプや長さなどのサイズが存在します。

また、作業場安全を確保するうえで重要なことから金属製の物を利用されることがほとんどです。

 

さらに、組み立てや解体を速やかに施工できるように、厚みを薄くするなどして丈夫ながら軽量なものも少なくありません。

このように工夫された足場の板は、工業製品としての品質基準が決められており、型や基準をクリアしたものだけが現場の仮設設備として用いられています。

 

もし、足場の板を目にする機会があったら、安全な位置から足場の板について見学してみるのもおすすめです。

くさび式足場などの足場板のように、きっと工夫されている様子が確認できるでしょう。

 

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2023.05.19

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