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足場メッシュシート・養生ネットの認定基準は

 

足場メッシュシートや養生ネットは、足場などの仮設構造物の外側面に設け、

作業床側からボルトなどの物体が足場の側面を超えて落下することを防止するために用いられます。

落下物による災害を防止するために有効なものですが、その反面強風時には

足場に作用する風荷重が大きくなり足場での転倒の原因にもなります。

そのため必要な間隔で足場を壁つなぎなどで補強することや、

台風など強風が予想される時は事前に足場メッシュシートや養生ネットを外す必要があります。

そこで今回はそんな足場メッシュシートの認定基準、

1類・2類の使い分け方法などを解説していきたいと思います。

また、作業者の墜落の危険を防止するための養生ネットについても解説します。

 

 

足場メッシュシート・養生ネットの認定基準は?

社団法人仮設工業会による足場メッシュシートの認定基準は、

メッシュの網地の材料等は合成繊維でかつ難燃性のもの又は防炎加工を施したもの、

日本工業規格A8952(建築工事用シート)に定める防炎性を有するものである必要があります。

そしてはとめの材料は、強度、性能に均一性を有し、著しい経年劣化をきたさないもの、

また縫込みロープを用いるものにあってはこれがナイロン等の合成繊維のものでなければなりません。

また構造に関して言えばメッシュシートの網地は、切れ、ほつれ、ゆがみ、

織りむら等の使用上有害な欠点があってはならない、メッシュシートの各辺の縁部は、

はとめ等が容易に外れない構造のものであることなども定められています。

その他、一般社団法人仮設工業会の試験をクリアしていることなどが必須となります。

 

 

足場のメッシュシート1類と2類の使い分け方法は?

足場のメッシュシートには1類と2類という区別があります。

これは一体どういった違いなのでしょうか?

1類・2類の製品上の主な違いは引張り強さ・伸び・耐貫通性です。

1類は、メッシュシートだけで飛来落下物による危害防止に使用するものです。

引張り強さ×伸びが、68.6KN以上であること、重量4.8kg

足場用鋼管を4mの高さから自由落下させ貫通しないことが基準となります。

2類は、メッシュシートと金網等を併用して飛来落下物による危害防止に使用するものです。

引張り強さ×伸びが、0.59KN以上であること、重量2.7kg

足場用鋼管を3mの高さから自由落下させ貫通しないことが基準です。

1類の方がメッシュシートにおける落下物に対しての強度があるということです。

 

 

足場メッシュシートの注意事項

メッシュシートを購入、使用する際に注意していただきたいのは、

まずは安全を確保するために必要な性能などが認定基準を満たしたものであること。

メッシュシートを足場や鉄骨の外周などに取り付ける場合

取り付けるための水平方向の取付間隔を設ける必要があります。

鉄骨外周などに用いる場合には、垂直支持材の水平方向の取り付け

間隔は4m以下としていますし、支持材への取り付け

またはメッシュシート相互の取り付けは、緊結材を使用して

すべてのはとめについて行います。

ロープはメーカ指定のものを使ってください。

上記のようにメッシュシートの規格自体も確認が必要な上で

さらに使用に関しても安全面を考慮してしっかり調べておくことが必要となります。

 

 

養生ネットの使い方

養生ネットの設置は安衛則で規定されている措置の一つです。

同じような養生ネットであっても、墜落防止か飛来・落下防止か

また水平に張るものかなどによって網目の大きさや強度などに様々なものがあります。

養生ネットは開口部、足場の作業床と建物のスキマなど、

墜落の恐れがある箇所に水平に張り、主に作業者の墜落を防止するネットです。

養生ネットの素材も合成繊維が用いられています。

 

 

まとめ

足場メッシュシートや養生ネットは主として物体の飛来・落下を防止するためのものです。

認定基準は仮設工業会で定められています。

1類と2類がありますが、使い分けとしては1類の方が

強度の高いメッシュシートとなっている点などです。

安全ネットは作業者の墜落を防止するために

水平に張らられたネットのことを言い、メッシュシートと同じく合成繊維で作られています。

安全を確保するために重要なものなので、認定基準を知り、

一般社団法人仮設工業会の基準をクリアしたものを使用するようにしましょう。

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2020.11.20

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